ごあいさつ 

未来に繋がるなにげない日常を慈しむことから

「心」も「体」も「役割」も大きく変化する産前産後からの数年は、愉しみもある一方ストレスが高まる時期。
慣れないこと、知らないこと、思い込んでいることが、心のゆとりを奪う。
家族や地域にうまく頼ることができず、1人で抱え込んでしまい、苦しさを感じ始める。

便利になった現代では、簡単にモノやサービスで家事や育児を「済ませる」ことができるようになりました。
それと同時に大切なもの~経験すること、習熟すること、助け合うことなど~を失いつつあります。
日常の暮らしは健やかに生きるための重要な基盤。
わたしたちはなにげない日常を慈しみ、暮らしを育てる場と機会を作り、大人を支えたいと活動しています。
それが子どもの笑顔を支えることになるからです。
(事業内容については、トップページ等をご覧ください。基本的に子連れ参加可能。)

家庭と地域が共に育つあり方を

多くの地域もまた、時代とともにつながり力を薄れさせ、煩わしさという一面も抱え続けています。
産前産後の孤独感や暮らしのうまくいかなさ、地域とのつながり…これらの課題を解決するため、2018年、私達は非営利型の一般社団法人暮らし育て組を設立しました。
試行錯誤ののち、2023年3月法人を解散し、任意団体として発展的に活動をすることにいたしました。
大切にしたいことは変わらず、むしろ「地域や人の多様性と開放性」をより進めていくための私たちなりの判断です。

ゆるやかに人と関わり、多様性を大切にした家庭が育つ。
そのことでそれぞれの地域社会もまた開かれ、育つという循環を生み出します。

暮らし育て組の思いと活動

総面積の約6割が水田と山林という緑あふれる竜王町。
素朴な農村文化が感じられる小さな町の中に、場と機会を生み出していくことで
・不安や孤立を予防する
・関わった人の元気が、家庭や地域でさらに活かされる
・人と関わりながらより生き生きと暮らす社会をつくる

これらを実現していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
このような趣旨に賛同する方、活動を支えて頂ける方を募集いたします。ぜひご一緒に!

暮らし育て組 代表 吉田尚子